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読書と散歩と雑巾がけ

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ちょっぴり忙しかった火曜日と騎士団長殺しの装幀

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いつになく来客が続いていて、アレコレと作業しているとあっというまに時間がすぎてしまい、さて夕食をと冷蔵庫をチェックしてみるも寒風吹き抜けるばかり、ない、なにもない。

いやキャベツとかジャガイモとか玉ねぎとか人参とか、基本的な野菜はそろっているのだけれど脳みそがそろっていない、なにも浮かばない、ということで、とうとう粉モノにはしる。

死ぬほど季節感のない夕食、が、突然ツマに小麦粉は食べないと宣言され、厳しい制限下に置かれていたオット、帰宅するとすでに玄関のドアを開けたあたりで「この匂いは」と、叫ぶ。

目のまえに小麦粉が、小麦粉のかたまりがジュウジュウと、食べていいのよと、横たわっているシアワセを噛みしめるオット、不憫でならない、そんな昨夜、シアワセはこうして作っていくものなのよと、鬼のような手抜きごはんを食べさせられた挙句に能書きタレられるオット、不憫でならない、そんな昨夜。


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カーサブルータスの「騎士団長殺しの装幀が生まれるまで」という記事を読んだのでメモ。

普段なら著者とは会わずに装幀を考えるところを、春樹さんの場合は直に会って綿密に打ち合わせをする、春樹さんがどう思っているかを聞くことから始めるのだそうです。そして今回はまず「剣だろう」と春樹さん、実際にはこの世にない剣ということでリアルなタッチのイラストで。

描いたのはイラストレーターのチカツタケオさん、2冊あるので洋剣と和剣が描かれているのですが、洋剣には羊の紋章、これはチカツさんのアイデアで、春樹さんも「面白いね」と。原画は1メートル近くもある大きなもので、それを前に春樹さんとみんなで意見をかわしながら形にしていったそうです。

原画はどんなに素晴らしいだろう、見る機会などないのだろうか、想像するばかり、悶々としてしまいました。

わたしが気になっていた章タイトルにつけられている飾り、丸と三角と四角は、仙厓義梵という江戸時代のお坊さんの絵からイメージされたとのことで、謎がひとつとけました。

素材としては表紙をキャンバス地のような「サガンGA」という紙に、帯は木炭紙のような質感の「ポルカレイド」、読んでいる人が絵画の世界に触れているような感覚になればとのこと。

「春樹さんは本作りを楽しんでいる、そして厳しい」という言葉にも、あらためて本を作っているすべての人へと思いを広げるきっかけになりました。


余談

息子が大学時代、浮世絵を研究しているという先輩の院生のかたのお手伝いをしていたことがあったのがきっかけかと思うのですが、日本画を描き始め「とても難しい」と言っていたことを、懐かしく思い出しています。



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by dance3e | 2017-03-01 10:43 | ほん | Comments(0)