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読書と散歩と雑巾がけ

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10年前の春のボク

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あの黄色は菜の花だと、黄色を目指して歩いていたのだけれど、ふと足元に目にやるとツクシ、うわあ、踏んでしまうところだった。

ここにもそこにも、これぞ原っぱの醍醐味、ズンズン。

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散歩から帰って郵便受けを見ると明治村から息子宛の手紙、なんだろうと思って裏返して見ると「博物館明治村から投函された10年前の手紙です」というスタンプが。

「人はいろいろと頭の中でものを考えるものです。考えてしまうものです。しかし物事が実際にどのような道筋を辿るものか、それは時間の経過を待たないとわかりません。すべては先のことになります」と、「騎士団長殺し」の中でメンシキさんが言ってた。

なにを考え、なにを手紙に書いたのだろう、この10年、どんな道筋を辿っただろう。




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# by dance3e | 2017-03-22 17:21 | くさき | Comments(0)

静かな雨の火曜日

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暖かかった連休も明けたひとりの静かな雨の朝、また寒くなりましたが、外に出てみると良い匂い、お隣の庭の白い花、雨の中、勝手に匂いを嗅ぎ、お行儀良く並んだ可愛らしい水仙たちを眺めたり。

お彼岸の母のぼた餅は、いつになく味がぼんやりとしていました。




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# by dance3e | 2017-03-21 13:35 | くさき | Comments(0)

それらの本によって僕は形づくられてきた

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僕には小説の師もいなければ、文学仲間みたいなものもいなかった。だから自分一人で、独力で小説の書き方を身につけてこなくてはならなかった。自分なりの文体を、ほとんどゼロから作り上げてこなくてはならなかった。そして結果的に、優れたテキストを翻訳することが僕にとっての文章修行というか、文学行脚の意味合いを帯びることになった。(村上春樹)

***

春樹さんのおかげでフィッツジェラルドに出会い、カーヴァーに出会い、カポーティーに出会うことができました。

春樹さんがいなければイシグロの本を手に取ることもなかったでしょうし、マッカラーズも柴田さんも知らずに生きていたのかもしれないです。それはどんな人生だったろう、などと考えることもないですね。とにもかくも出会ってしまったのですから。

もちろんそれは幸運なことでした。



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# by dance3e | 2017-03-19 14:43 | ほん | Comments(0)

春なんだね

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炬燵があればもう暖房の必要もなく、散歩も汗ばむくらいな今日、ぼちぼちと冬物の整理をしていこうか、いや早まるな、春と見せかけて〜と、もて遊ばれる、それが春、桜はこんな感じです。


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美容院に行くか行かないか、行ってきました。

「いつも通りで」

そういえる美容院は素晴らしいのだけれど、夫婦ふたりでやっている椅子三つの小さな美容院なので、隣に小さな男の子が座ることもあればジジイがふがふがすることもあって、毎回ドキドキする。

今回は誰もいなくてわたしだけ、だったからかもしれないですが普段クチ数の少ない奥さんがカットの中盤あたりでいきなり「娘がとうとう出て行くんです」とポツリ。

夫婦ふたり暮らしになってしまうんですチョキチョキ、わかるよ、うちもそうだよ、遠い記憶をたどる、春なんだね。

勇気のある賢い女の子になるよ、きっとね。




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# by dance3e | 2017-03-16 12:06 | くさき | Comments(0)

騎士団長殺し読了

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朝目が覚めるのが楽しみだった「騎士団長殺し」、時間をかけて少しずつ読んでいたのに、終わりました。




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# by dance3e | 2017-03-14 13:47 | ほん | Comments(6)

またひとつ、大きくなったね

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きょうはオットの誕生日なので、ケーキを焼き、テーブルにはプレゼントと好物を並べてお祝いをしましたおめでとう。

そんなツマだとでも思っているのですか。

誕生日だもの、ゆっくりしていい?村上の本、2冊目をゆっくり読みたいのよと、じぶんの誕生日ではないけれど「誕生日」は魔法の言葉、「ええで」と気の良いオットに乗じて夕食はお寿司の出前、仕事帰りに自分のケーキを自分でピックアップして帰宅するという、相変わらず不憫でならないオット、お詫びにと、火を灯すと音楽が流れるローソクをつけまくってあげました。

そして記念写真「はい撮るよ」わたしの声の向こう側、なぜか暗闇で謎の笑いをもらしつつスマホをいじるオット、おまえおまえおまえおまえ興味持てや、ローソクふうやろここはふう、はよ消し


「騎士団長殺し」第2部、半分のところに来ています。

小説というものを読まないオットというのは面白いもので、「騎士団長がいないと寂しい」と言うわたしに「殺されたんか?」と笑わせてくれる。調子に乗ってわたしは説明する「ちがうの、騎士団長は金貸しのばあさんを斧で殺すの、プリンが大好物でね・・」彼にデタラメな小説の話をしてあげるのは、とても楽しい。




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# by dance3e | 2017-03-10 21:59 | かぞく | Comments(2)

長く生々しい夢の果て

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きのうは、小学生のとき吹奏楽で一緒だった幼なじみのお父さんが亡くなり、歯科医院で治療のその後のチェックを受けたあと、その歯科医と一緒に「はよ行かな」バタバタと参列、小学校の同級生というのは不思議なもので、兄弟姉妹のような感覚、50を過ぎても思い出の色合いというか、中学や高校の友人とは、まったくちがう。

バラが動きだしたよ。


余談

団長も指を一本、立てていたね。


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# by dance3e | 2017-03-09 13:38 | Comments(0)

高野豆腐を切らせたことはあらない

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五線譜に鳥は来ず、朝からクレーンが謎の作業をしている。

美容院に行くか行かないか迷いながら朝食を食べ、美容院に行くか行かないか迷いながら「騎士団長殺し」の続きを読んでいたなら母から電話「今ね、美容院にいるんだけど・・」虫の知らせという言葉があるけれど、海亀が知らせてくれたのかもしれない。


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まあいいやと高野豆腐を煮ながら「騎士団長殺し」を読み、高野豆腐と昨夜の残りのサツマイモと玉ねぎの味噌汁に椎茸昆布と梅干し、文旦のサラダと蒜山ヨーグルトという坊さんのようなお昼ごはんを、フィッツッジェラルドの妻「ゼルダ」の物語をアマゾンプライムビデオで見ながら食べました。


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# by dance3e | 2017-03-07 13:25 | ごはん | Comments(0)

セールス電話と闘いながら

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たった今、第1部「顕れるイデア編」を読み終えました。

週末の疲れが出たのか朝の散歩もダルくて中止、今日はもうなにもしないと決め、こたつで「団長可愛いな」とか思いながらようやく、一冊目を読み終え大きく伸びをしたならお昼になりました。

大塚製薬と共同開発したなんとかいう美容液の説明をする若い女の子からの電話、スピーカーにして流しっぱなしにしておいてその横で本を読んでいても構わないような話しっぷりだったけれど、それが彼女のオシゴトなのだと思うと無下なこともできず。

自宅電話のほうには「だからなに?はよゴハン食べ」と言いたくなるような要件がほとんどで、撤去してはどうだろうと思うのだけれど、それによって何か不都合なことが起こりはしないかと、なかなか踏み切れずにいて。

日曜の読書欄にはやはり「騎士団長殺し」の紹介がありました。

危ない危ない、わたしにはわたしの読みかたがあるし、楽しみかたがあるしで、他の人の感想を知りたくなるのはまだまだ先のこと、とにかく今は電話とネットの情報に気をつけよう。




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# by dance3e | 2017-03-06 12:49 | ほん | Comments(2)

ちょっぴり忙しかった火曜日と騎士団長殺しの装幀

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いつになく来客が続いていて、アレコレと作業しているとあっというまに時間がすぎてしまい、さて夕食をと冷蔵庫をチェックしてみるも寒風吹き抜けるばかり、ない、なにもない。

いやキャベツとかジャガイモとか玉ねぎとか人参とか、基本的な野菜はそろっているのだけれど脳みそがそろっていない、なにも浮かばない、ということで、とうとう粉モノにはしる。

死ぬほど季節感のない夕食、が、突然ツマに小麦粉は食べないと宣言され、厳しい制限下に置かれていたオット、帰宅するとすでに玄関のドアを開けたあたりで「この匂いは」と、叫ぶ。

目のまえに小麦粉が、小麦粉のかたまりがジュウジュウと、食べていいのよと、横たわっているシアワセを噛みしめるオット、不憫でならない、そんな昨夜、シアワセはこうして作っていくものなのよと、鬼のような手抜きごはんを食べさせられた挙句に能書きタレられるオット、不憫でならない、そんな昨夜。


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カーサブルータスの「騎士団長殺しの装幀が生まれるまで」という記事を読んだのでメモ。

普段なら著者とは会わずに装幀を考えるところを、春樹さんの場合は直に会って綿密に打ち合わせをする、春樹さんがどう思っているかを聞くことから始めるのだそうです。そして今回はまず「剣だろう」と春樹さん、実際にはこの世にない剣ということでリアルなタッチのイラストで。

描いたのはイラストレーターのチカツタケオさん、2冊あるので洋剣と和剣が描かれているのですが、洋剣には羊の紋章、これはチカツさんのアイデアで、春樹さんも「面白いね」と。原画は1メートル近くもある大きなもので、それを前に春樹さんとみんなで意見をかわしながら形にしていったそうです。

原画はどんなに素晴らしいだろう、見る機会などないのだろうか、想像するばかり、悶々としてしまいました。

わたしが気になっていた章タイトルにつけられている飾り、丸と三角と四角は、仙厓義梵という江戸時代のお坊さんの絵からイメージされたとのことで、謎がひとつとけました。

素材としては表紙をキャンバス地のような「サガンGA」という紙に、帯は木炭紙のような質感の「ポルカレイド」、読んでいる人が絵画の世界に触れているような感覚になればとのこと。

「春樹さんは本作りを楽しんでいる、そして厳しい」という言葉にも、あらためて本を作っているすべての人へと思いを広げるきっかけになりました。


余談

息子が大学時代、浮世絵を研究しているという先輩の院生のかたのお手伝いをしていたことがあったのがきっかけかと思うのですが、日本画を描き始め「とても難しい」と言っていたことを、懐かしく思い出しています。



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# by dance3e | 2017-03-01 10:43 | ほん | Comments(0)